こんばんは。最近またコロナ罹患の声がちらほら聞こえてきます。私は去年の10月に罹患したので、もう二度とあんな思いはごめんだ!と思っているので、マスクを装着しております。マスクのON/OFFは人さまざまになってきましたね。
音楽系のコミュニティの管理人をやっているのですが、自由にフォーラムを立ち上げるコーナーで、「鉄道愛好会」が立ち上がっています。どんなコミュニティにも必ず一人はいますね。
今日そのフォーラムを眺めていたら、寝台特急の話がされていたので、懐かしいなと思いだしました。
寝台特急がとても好きでした。あんなに心揺さぶるものないです。私のDNAに寝台列車の何かがすでに埋め込まれてるかのごとく、乗った瞬間に、心のふるさとに帰ったかのような郷愁の念を感じたものです。
最後に乗ったのはおそらく昭和64年の頃(だいぶ大昔だな)。夏休みのお楽しみとして、親がおそらくかなり頑張って切符を入手し、個室のA寝台が取れたときは本当に大喜びしたものです。東京〜博多間を走っていて、夕方頃に東京を出て、翌朝9時頃に福岡に着くダイヤでした。当時も今と同様に鳥を飼っていたので、鳥を連れて乗車して、個室の中で放鳥して遊んでいました。車掌さんの検札が来た時に大慌てするみたいな。
#慌ててブツを隠す
「あさかぜ」という名前もいいし、「ブルートレイン」と呼ばれ親しまれたその名前もかっこいい。無骨な車体の中には小さな個室が沢山あって、まるで秘密基地のようであり、個室を出ると食堂車がかろうじてあった記憶があります。シャワー室もあって、100円入れて20分とか、そんな料金体系で利用できました。
人にその話をすると、「眠れるの?」とよく聞かれましたが、めちゃくちゃ眠れます。深夜にかなりの数の駅に止まるので、その都度ガタン、と振動が来るのですが、こどもだったからか、一度寝てしまったら目が覚めることはありませんでした。
ただ、そんなに早く眠りについたわけではなく、真夜中にひっそりと駅に停車するたびに、窓を開けて誰もいない駅を眺めるのが好きでした。駅で誰も下車しないのに、こまめに止まる列車。ひたひたと静かに流れていく夜に、世界でただ一人、自分だけが起きているようで、なんとも言えないドキドキ感がありました。
新幹線の発達でニーズが減って、東海道新幹線と同じルートを走る「あさかぜ」はもうなくなってしまいました。今思うと、本当にぜいたくな時間でした。よく言われることですが、合理化と効率化を追求する世の中、寝台列車なんて非合理のカタマリかもしれません。今の寝台列車は高級路線化していますが(それも興味ある)、あさかぜは一般人でも乗れた冒険の列車だったのです。
あさかぜ廃止を聞いたときは、絶望とゆるりとした時代の終わりを感じました。行き急ぐ人々。スピードを求める私たち。その短縮された時間の中で、私たちは代わりに何を得たのでしょうね。
求む・あさかぜ復活。
ちなみに、あさかぜが舞台となっている推理小説はかなりあります。今日のおすすめはこちら。
JR博多駅に到着した寝台特急〈あさかぜ1号〉の二人用個室から、女性の死体が発見された。彼女は鬼島総業の女社長・鬼島政子で、検死の結果、死因は心不全と判明。だが、前夜、政子が半狂乱になり口走った「列車を停めて、人が死ぬ!ナチが見える」という意味不明の言葉に、捜査一課の吉敷竹史は独自の捜査を開始する。本格推理の鬼才が時刻表を駆使した自信作。
時刻表トリック最高。
なお、私の時刻表トリックものはこちらとなります。
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寝台列車に乗りたくなった!