こんばんは。あ、あれ、まだ水曜日か…。この濃密な数日が怖い…。ドリーが一匹…ドリーが二匹…ブツブツ………3月は皆さんとてもお忙しいようで、あらゆる方面から阿鼻叫喚が聞こえてきます。みんな頑張っているんだなぁ…ということで、年度末がんばりましょう。本日ほんのちょっとだけプレッシャーが少なくなりました。明日少し休めそうなので、張り切って気を失いたいと思います。
今日はプロポを書きすぎて、現時点で頭が回りません。もちろんスイッチングコストの件もありますが、多様な人と働くと価値基準てものは様々だなと思うし、あっちの常識がこっちで通用しなかったりと、非常に興味深い毎日です。私がやってきたこともあくまで一業界の価値基準からのベストアンサーをはじき出してきただけで、多次元にいろんな世界が存在しているのを感じます。多様な次元の中に同時に身を置いていると、自分の常識ややり方が通用しないので、無理に推し進めない方がよいなと思う時もあって、そんなときは素直に勉強させてもらおうという姿勢をとっています。会社員時代に、自ら矢面に立って持論を出せないリーダーはいらないと言われてきたので、役に立ってないなと無念に思うことは日々山のようにありますが、持論を過信せず仮説ベースに落とし、その上で最適解を見出して、ベストを尽くし、また初心に還る、ということを繰り返していれば、そのうち螺旋をぐるぐる回って、遠回りに見えますが、一個上のレイヤに行ける気がします。
以前のPostで、違和感があるなら辞めたほうがいいという話を書きましたが、それも塩梅だなと思うんですよね。違和感というのは一つのアラームであり、無視してはいけない感覚ですが、「自分が気持ちよくないものは切る、逃げる」ということを繰り返していては、何事も成し遂げられない気がします。人生それで良いならいいのですが、そういうケースは大体うまくいかないことの原因を他責にしているように見受けられるので、いつまでも同じレベルから抜け出せない・よそへ移ってもまた同じレベルの悩みがやってくるのではないかと思います。適度なストレスに耐性を持つことも必要かなと思います。
私がいま関わっている組織の一つは大企業出身者から見ると「え?」と思うことがしばしばあるのですが、もちろん「超スゴい!」も沢山あります。「うちはカオス耐性がない人は耐えられない組織だよね」と自虐的にみなさん笑っているのですが、もちろんそれでも仕事は回っていて、ちゃんと成果もだしているし、私からすると才能溢れすぎている人たちばかりで到底追いつけないし、そんなことに気づくと、自分が見てきた世界というのは本当に狭く、もちろん今でもまだまだ狭いんだろうなと思います。
確かにポートフォリオワーカーはスイッチングコストが高くて、生産性が悪く非効率なのかもしれません。時間に余裕がなく、スケジュールもぐちゃぐちゃで、脳みそもぐちゃぐちゃ。そこまで忙しくしなくても、と思われている気もします。でも、このカオスの中に身を埋めることが、今の私には大事な気がしています。石橋を叩いて渡らないことの多かった会社員時代からすれば、本当に真逆なのですが、まみれてみないとわからないことがあります。いったん、やれるところまでやる、力を尽くすところまでやりきらないと、その先は見えてこない。だから、仕事ができなくて情けない自分が見えたときは、喜ぶべきところなのです。
#ドMなので
今の私は、何かいま一つ、突き抜けられていない感じがしていて、その突破口を模索中です。うまく言語化できませんが、多分そのうち糸口が見えてくるかな?と思いながら、言語化の結論を急がず、最近はもっぱら、お若い方に学ぶことにしています。修練されたシニアの方々から学ぶことももちろんありますが、仕事や人生に対するアプローチがだいぶ異なるお若い方を見ているのが、自分と違いすぎて一番刺激的で勉強になります。そしてやや落ち込みます笑。
ちょっと関連する話で、樋口さんがPodcastで呟いていたことも興味深いので(私が落ち込むのはこのような話ではないのですが)、こちらもぜひお聞きください。
とにかく、世の中の流れは遅いようで早いので、ネットで情報を仕入れるのもよいのですが、自分で手を動かしてみたり、あとはお若い方の行動に素直に刺激を受けることが、自分の目を覚ますのに効果的。こだわるところと、こだわりを捨てるところ。その判断基準もこれからは変わるかもしれませんね。今は大変革の時期なので、昭和生まれな私でも、アップデートをし続けるときっと面白おかしい数奇な人生が過ごせると信じています!
本ニュースレターのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
🐦 Twitter:@ayakoPizumi
🎧 無限塔の秘密:Spotify / Apple / Google / Amazon
☕️ 活動Link:https://linktr.ee/jediaya
毎回シャーマン話で申し訳ないのですが、
「違和感」の話で思い出したことがあるのでシェアします。
シャーマンがさまざまな儀式で創り出す「フロー状態」ですが
武術、スポーツ、アート、仕事に没頭しているときなどにも、度々起こりますよね。
フローが起こる条件については
・状況の要求が自分のスキルの能力をほんの少し超えている状態
・自分の行動と環境の反応との間に、緊密なフィードバックがあること
などがありますが、
「瞬間瞬間の洞察と再構築を通じて、要求を満たすための自分のスキルを拡張することができる時=自分が持っているすべてをそこに注ぐ必要があるとき」、フローが起こりやすいそうです。
そんな「緊密なフィードバック」の中で「洞察と再構築」をするために、絶対的な必要な要素が「エラー」。
以下、学び中のリソースからの引用ですが
*******
例えば、ロッククライマーの場合。
険しい山をロッククライミングをしていて、エラー(トラブル・うまくいかないこと)が起こり、それが中断されると、立ち往生してしまいます。
単に認知的な意味だけではなく、物理的に行き詰まるのです。
良いロッククライマーになりたければ、その枠を打ち破る必要があります。
フレームを壊すように自分を訓練する必要があります。
再構築し、関連性や重要性を見出すものを変え、それに合うように自分を変えるのです。
そして、岩肌に自分を合わせるのです。
*******
スピ界隈では
「心地よいものだけを選択する!」
というのが常識、というかベースになってますが
立ち現れる「違和感」から逃げ続けていることは
実は、足場の脆いマボロシのお花畑にいるようなもので
現れた「違和感」と対峙(退治ではなく)し続けながら
フレームを再構築し、自分をアップデートしていくことが
秩序と混沌の境界線を歩むために必要なのではないかと。
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
最後は賢治調になってしまいましたが
綾子さんの冒険譚、これからも楽しみにしております。