こんばんは。こんにちは。ちょっとご無沙汰です。本日、遂に結論が出たあのニュースについて語りたいと思います。
過去、3回もニュースレターに取り上げた話題について。
ペルーで発見の「宇宙人の遺体」は偽物、「完全に作り話」と専門家
ということでタイトル読むだけでがっかりなのですが、地球外生命体ではなく「原産地:地球」の偽物だったそうです。
当初のニュースでは触れられていなかったのですが、なんとこのミイラもどきは、2023年10月にリマの空港にある物流大手DHLの事務所のダンボール箱から発見されたとのこと。
大爆笑。DHLの事務所のダンボールって。最初から言ってほしかった。みなさん普通に想像して頂きたいのですが、会社にはダンボールが無惨に放置されているものですが、そんなところに本物のミイラがあるわけないですよね。陽気なアメリカ人たちが、パーティのために作ったんじゃないかと想像します。ガチで力を入れて本物っぽく作る人達いますよね。
どうせそんなことだろうと思っていたのか?
そんなことだと思ってました。宇宙人ネタというのはそういうものです。私はそういうネタを愛しています。
まず、我々がいかにも宇宙人だと想像できる形態をしているのが怪しい。この宇宙人像というものは、19世紀後半から始まった宇宙探査の時代を経て一種のミームとして栄えてきました。
「The Man of the Year Million」
これは宇宙人ではなく人間が幼児に戻っていったときを風刺した挿絵なのですが、このイラストがかなり後世に影響を及ぼしたようです。
次は1961年に起こったエイリアン誘拐事件。バーニーとベティというヒル夫妻が誘拐された有名な事件です。
誘拐されたヒル夫妻が描いたスケッチ。色は灰色だったので、グレーのヒューマノイド型エイリアンとして認知が広まりました。
ちなみに、今年のどこかでNetflixでこの誘拐事件が映画化されてストリーミング配信されるようです。楽しみですね。
1947年のロズウェル事件で撮影された写真。
1955年のケリー・ホプキンス事件では、身長が1メートル以下で、光沢のある銀色の人型の宇宙人との遭遇を語っています。銀色に光る体に大きな眼と耳、鉤爪のある長い腕をしていたそうです。にもかかわらず、この頃から緑色説も浮上してきて、宇宙人の総称としては「リトル・グリーン・メン」が一般化している認識です。
こういう感じで、人々の作った宇宙人像がポピュラーカルチャーにおける象徴的なトロープとして定着しました。そんな姿に、今回のペルーで見つかった宇宙人のミイラもそっくりでした。
小説「プロジェクト・ヘイル・メアリー」では、グレイエイリアンとして描かれず、タコとカニの合いの子のような感じでしたし、そろそろそっち側の宇宙人のミイラが現れてくれないものかな、と期待をしています。よりリアルなので、界隈の方、ご検討をよろしくお願いいたします。
I WANT TO BELIEVE
人間というものは、こういったフィクションを作る能力があるからここまで来れた、という「サピエンス全史」での言説があります。ホモ・サピエンスが地球上で支配的な種となったのは、物語を創造し、共有する能力により、大規模な協力と社会構造を築いたからだと。私はいわゆる宇宙人ネタ(グレーエイリアン)というのは人種の壁を超えて地球規模で共有できる壮大なフィクションだなと思います。
この分断の時代、いつまで経っても宇宙戦争ものの映画はよく作られますが、宇宙人が攻めてきたら、地球人も争い事をしている場合じゃないってようやく目が覚めるんでしょうかね。X(旧Twitter)を見ていても思うのですが、あの小さなネット世界の中だけで論争を繰り広げていて、それがあたかも民意かのようにマスメディアも拾ったりしているわけですが、全然そうじゃない。自分の生きる環境や視野を狭くすればするほど、自分と異なる意見や趣向を持つ人達が、自分を脅かす存在に思えてくるものです。
そろそろ宇宙人を敵として、地球全体がまとまったほうがよいと思うのですが、みなさんそれ以前の生存戦略に必死です。誰かが生きるためのリソースを確保したら、誰かが死ぬという生きるか死ぬかの世界。そういう価値観を暗黙の前提とした安全保障を目指す社会は、冷静に考えたら最悪だなと思いますし、そういう状況をわざわざしかけてきた某国はマジで恐ろしい。ゼロサムゲームを辞める道筋を作る最初のリーダーになった方が、歴史に残ると思うのですが…。
宇宙人に関する話題が途切れないのは、我々が一つの地球種として結束し、共通の目的を見出したいという、深層心理の表れなのだと信じたいし、私にとっては救いでもあるわけです。
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