こんばんは。こんにちは。今日中学校の体育館で中二の若者100名弱にワークショップをしてきました。
ワークショップを始める前の冒頭の自己紹介を、少しフィールドレコーディングしてきましたので、火曜回帰Φ瑠をどうぞ。
しかし声が低いよ。。
中二!
いまこそ中二病の話をすべき時!
でしたが、できませんでした。多感な中二相手ってのが一番ドキドキするわ…
吹きさらしの体育館、、なぜ。。当然寒い。話も、寒かったかもしれない。生徒たちも体が丸まっていました。ただし、開始時刻ギリギリに到着したため、そんなことを申し上げ奉る分際でもないし時間もない。こっちはややテンションを上げて血流が活発になっているので、話を始めると寒さを感じないが、大人しく聞いている生徒たちは絶対寒いよなと思っていました。
寒いだけでなく、かなりお腹が冷えると思いませんか。女子には特に良くない。運動する時は窓全開でいいけど、じっとしてると本当に寒い。
そして衝撃的なことが。
紙に書いてもらうコーナーで全く手を動かさず誰とも喋らず俯いている子がいて、どうしたのか聞きに行ったら、日本語も英語も通じない生徒でした。母国語がポルトガル語。近くに座ってる子は、「(今日の内容は)全然わかってないと思います」と言っている。英語で話しかけてみたけど、なにかわかった風な反応はない。(ハローは伝わった)
あとで先生に大丈夫なのか聞いたら、「普段は私達が説明したり教えたりすることはあまりないので、生徒同士でやっていることが多いので(特に問題ありません)」と言われましたが、
そんなワケなくない!?
「そんな生徒が5人ぐらいいます、このあたり結構多いです」
「保護者面談のときは専門的な通訳をつけます」
「なんかポケトークみたいなものを使ってるようです」
「外国籍でも日本語がわかる生徒もいるので(特に対応は考えてません的な)」
ちょっと、どうなっている。
少数派は救えなくても仕方ない。他にも色々公務があって忙しい。どうせ一時的な在籍でしかない。そんな感じなのだろうか。。とにかく、彼女は、2時間のコマを、心を無にして瞑想をしている感じでした。
中二という超絶大事な時期にそんな環境のままにして、いいんだろうか?彼女は何を思っていたことだろう。周りは賑やかなのに、自分だけが理解できない言語での会話の中、スマホもいじれず、ずっと体育館で大人しく座っているだけの午後を思うと、おせっかいばばぁはどうにかしたくなります。先生が言うように本当に問題ないのかもしれませんが、彼女の「無」の表情を思うと、とても問題ないようには思えませんでした。
ほんのちょっと関わっただけの人間がそんなことをわかったかのように提言してもお門違いで世間知らずなのかもしれないですが、不況かつ少子化の中、日本に来てくれているだけでもありがたいという中で、こどもたち一人ひとりどんな国籍でも学べる環境を用意するのは、公教育の責務だと思います。それは、もちろん、下世話な話ですが、日本人のためでもありますよね。いろんな同世代と交流できることはこの上ない価値。価値でしかありません。
テクノロジーの進展目覚ましいので、ポケトークなんぞの旧型じゃない、新型のやり方で色々試したら良いのに。それを生徒たちに頼んで解決させたらいいのに。
「持って生まれた環境を背負いながら、それぞれのタイミングでそれぞれの輝き方があるから、腐らずに今から、何かをひるまずに始めるんだ!」みたいな話をしたのですが、それが彼女には届いてなかったんだ、ということがとにかく寂しかったです。
んー、これはどこに持っていけば良い事案だろうか…。なんか闇を感じる。
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