こんばんは。こんにちは。土曜日に配信を休むと、快適WEEKENDな感じになって調子良くなるので、毎週土曜日はお休みの日にします。
2014年の韓国ドラマ「未生(ミセン)」を完走しました。やったぜ…。
このドラマでは、非正規社員、出世競争、社内派閥、パワハラ、セクハラ、社内不正など韓国企業サラリーマンの現実がリアルに描かれ、社会現象を巻き起こしました。
「未生」とは、韓国の囲碁用語で、「碁盤の上で、死ぬ石なのか完全に生きる石なのかまだわからない“弱い石”」を意味しているそうです。この言葉をドラマのタイトルにしたのが素晴らしいなと思っています。碁盤を世の中と捉え、私達一人ひとりは碁石の一つに過ぎませんが、弱い石からスタートして徐々に周りの助けも頂きながら、布陣で強くなるとともに、一つの碁石としてもかけがえのない「完生(ワンセン)=完全に生きている強い石」になっていけるよう奮闘していきます。
当然、己の新入社員時代と重ね合わせて、それはそれは痛々しい主人公を我がことのように見ざるを得ませんでした。「そもそも、なにが行われているのか、皆目わからない」状態。上司には給料泥棒とみんなの前で言われたり、ろくに相手にされなかったり、仕事を振ってもらえなかったりしたので、常に雑用だけしていたり、弁当の買い出しに行ったり、ものすごく面倒なルーティンワークだけをひたすら手作業でやっていたりと、ン十年前を懐かしく思い出しました。
そして、主人公が努力して成長していく姿を見て、私もこんなに地頭は良くないけど、必死だったなぁと思い出します。結果的にものすごく良いチームになり、そこは私の現実とは違うのですが、でもこんなアホでも相手にしてくれた人もいたり、鍛えてくれた人もいて(相当きつかった)、それだけでも今は感謝です。つらいことも大体忘れているので。
社内派閥にまつわる出世競争の要否、などについて、私は本当に疎いのですが、ここを重視できる人間であったなら、仕事自体の面白味も増えたのかもしれません。本当に可笑しいもので、【「やるべき事業」だから「やる」】がまかり通らないのが会社なんですよね。私は本当にここらへんの感度がだいぶ音痴で、オジサンたちが一体何を言ってるのか、裏の本音を読み解けず、だいぶKYだったんじゃないかと思います。
#なんでですか?とイチからヒアリングしてた
#ここまで言わないとわからないかという顔をされた
ステップアップするときも、「会社内のネットワークに興味がなさすぎる」と指摘されたことがあります。
#その通り
しかし、営業のオシゴトとなると話は別で、お客様の中のそういう力関係とかチェックしますし、誰がチャンピオンwなのかもちゃんと掴んだりします。
なので、こういうドラマを見ることで、やっと頭で理解ができるという感じです。結局、やりたい仕事をやるためだったりお給料のために自分の成功や出世は大事だという価値観のもと、そのために自分を引き上げてくれる人が誰かを見極めて派閥に入り、その人が成功するように自分に割り当てられた仕事を成功させることが大事。そうやって、自分もステップアップすることが是。
#あれ?
#ものすごく当たり前のことを書いている
#やばい
私は最終的に会社の経営方針と自分が信じてやってきたこと(会社の中では傍流)があまりにもかけ離れていて、味方をしてくれていた上司が異動になり、新しい上席とは話が噛み合わず、管理職という立場ではもうここにはいられないと思って幼稚に独立したのですが、大きな仕事は確実に世の中を回してくれているし、自分の意思とは反している内容でも、地味なことでも、くだらないような派閥争いに悩まされながら、欲の世界でまみれながらも、着実にコツコツ仕事をしている人たちがいることはよくわかっています。本当にありがたい。碁盤の上を、みんなで賢明に生きている。全20話を本当に興奮しながら見ました。会社員の方には本当にオススメです!
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