こんばんは。こんにちは。今日からお盆ですが、先祖の皆様とお会いできましたでしょうか。
もうすぐ終戦記念日なので、少しずつ理解を深めるよう、私なりに色々な情報を見るようにしています。過去のNHKスペシャルの映像の世紀や、今年も新しいNHKスペシャルで戦争のテーマをやっていたので見たりしております。こういうときはNHKぐらいしか信用できません(というか民放でほぼやらなくなりましたね…終了)。私の出自は北九州市なのですが、長崎の原爆は本当は小倉に落とす予定だったものを、当日曇っていたので予定を変更したことが戦後になってわかっています。なんとも複雑な思いが胸をよぎり、この時期はちょっと神妙な気持ちになるのです。
今年は、山崎豊子原作のドラマ「大地の子」をNHKオンデマンドで見始めました。平日回帰Φ瑠のリーダーayohataさんが、「大地の子」を話題に出されていたので、見ることにしました。私が高校生の時に放映していたドラマで、周りの友達が大地の子をみて上川隆也がイイ!と熱を上げていたのですが、ずっと気になりつつも見る機会を逸していたのです。
「大地の子」は中国残留孤児の日本人が主役の物語で、それはそれは壮絶で、人として扱われず、冤罪(わけのわからん言いがかり)で強制労働所に長年押し込まれ、筆舌尽くしがたい目にあいながら、必死で生き抜いていくさまが緻密に描かれています。まだ4話目ぐらいまでしか見れていないのですが、戦争で孤児になる時点でもう辛すぎるのに、中国(満州)で一人取り残されるとか…。その上で生き抜いたらまた文化大革命で、ボロボロなわけです。私にはほとんど屁理屈にしか聞こえない毛沢東思想ですが、どれだけの人を苦しめ翻弄したんでしょうか。
戦後78年目。戦争体験をした世代も徐々に姿を消し、戦争の記憶が風化することについての危機意識があります。薄れてきているからこそ、また戦争の足音が近づいてきています。戦争はいつも自衛を名目に、始まるものだそうです。かっこいいアクション映画の世界とはわけが違う。ただ「大地の子」を見ると、人間の鬼畜さにも恐怖しますが、人間の優しさにも胸を打たれ、少し救われもします。人間を破壊するのも救うのも人間。「私」たちは一人ひとりとちゃんとわかりあえるのに、「国」が主語になると主義主張で殺し合いすらも正当化される。いまだそれぐらいのレベル感の世界に私達は生きざるを得ないということに、もう少し自覚的にならないといけないなと思っています。
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