こんばんは。こんにちは。今日は日曜ですが仕事のリカバリをしておりましたが、だいぶ新しいツールに慣れてきて、予想以上にさくさくと作業が終わり(といっても丸一日かかった)、夢見心地です。
さきほど教えてもらったニュース。
暑いので、チョコ無しの“きのこの山”始めました。「チョコぬいじゃった!きのこの山」7月25日 期間限定 新発売/全国
大丈夫かwもうきのこじゃないww「暑いので」という理由を作ったところが良いですね。明治さんも暑さにやられちゃったんだ…🤭と思わせるプロモーションが憎い。
確かに私は、きのこの山を食べる時、きのこのカサのチョコだけを最初に食べてから石づきのクラッカーを分離させて食べてきた人間です。あのクラッカーの美味しさもよくわかっています。ただ、だからといってチョコがなくていいわけがないじゃないか。
しかし、これは自分でアレンジしろということなのでしょう。
#狂ってるw
狂ってると思ったけど、この商品を面白がる人は沢山いるはずで、インスタに独自アレンジレシピをアップしたりして、盛り上がるんじゃないかなぁとか思うと、やはりきのこの山の圧倒的な市民権を感じずにはいられません。
きのこの山、私が幼い頃からあったなぁと思い、いつ発売されたのだろうと気になって、Wikipediaを見てみました。
1969年(昭和44年)に明治の大阪工場でアポロの生産が始まったが当初は売れ行きが不調であったため、その円錐形の小粒チョコの生産ラインを有効活用できないかと大阪工場の担当者が作った試作品がきのこの山の原型にあたる。 それは円錐形のアポロを傘に見立て、その底面にクッキーの軸を挿してキノコの形にするというアイデアであった。 この試作品は1970年(昭和45年)に、アポロやチョコベビーなど小粒チョコレート製品の今後の開発方針を検討していた明治の研究所へ持ち込まれたが、当時のチョコレート製品は板チョコやチョコバーが一般的でポッキーがようやく出始めたという状況であり、この奇妙な試作品には賛否両論が出た。
奇妙な試作品!確かに!w板チョコ全盛期のときに、わざわざきのこ型、それもアポロの金型を使ってとは、考えついた担当者はさすがとしか言いようがない。アイデアというのは丸裸のところから生まれるのではなく、かけあわせとはこのことです。
発売されたのは1975年でした。
そして、パッケージも相当考えられていたようです。
当時は暮らしの欧米化に伴い、スタイリッシュな欧米風の菓子名とパッケージが流行していた。しかし、高度経済成長も一段落して安定成長に入ったことから、消費者は自然ののどかさを求めていると読み、「郷愁や自然、人間のやさしさといったイメージを表現する親しみやすいネーミング」として「きのこの山」という名前がつけられ、パッケージもそれまで菓子製品には不適とみられていた緑を基調とする、里山をモチーフにしたデザインが選ばれた。
癒やされる…というか今とほとんど変わらない。
「お菓子に緑色」というのは、確かに以前であれば不適合と言われそうな気もしますね。今では抹茶の権力が強いので最早抹茶以外は使えない色かもしれませんが、当時さらにこの点も前例を破ったか、きのこよ。いや明治よ。
「高度経済成長も一段落して安定成長に入ったから郷愁を求めて里山」って、今でも言ってることがあまり変わりませんね。お菓子のパッケージに郷愁を求めたとて、資本主義の世界は変わりませんからね。いまでもきのこが大人気なのはこの郷愁ゆえかもしれません。
#ほんとに
#仕事に疲れたときに買いたくなる
奇をてらうことが良いわけではないはずなのですが、こうして「奇妙だ」と言われた商品が、ヒットする/しない分水嶺は一体どこにあるのでしょう。きのこの山は一時的に売上が落ちたようですが、「きのこの山」vs「たけのこの里」総選挙というイベントをやったり、「おとなのきのこ」なんていうビターチョコな商品を出して大人世代にもアプローチして、売上は今も好調だそうです。絶対にコンビニにあるし、新しく生まれてきた子どもたちは軒並み好きですよね。条件反射できのこを求めますよね。コアラのマーチと同じぐらい。そして確かに、おとなのきのこで、きのこの山に戻った記憶があります。
もうすぐ発売から50年が経とうとしていますが、そんな折にチョコを取ってしまったきのこの山。アナーキーに見えますが、発売当初から実はアナーキーな商品だったということがよくわかりました。期間限定だそうなので、見つけたら買って遊んで見ようと思います。
#でもやっぱりチョコが欲しいよ
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