こんばんは。こんにちは。本日は無限塔の中二階からモノローグです。
昨日の夜更かしが祟り、8時半に起床。9時からの打ち合わせのため慌てて身支度をする。しかし、身支度はよいが声が出ない…朝一番だ、まずい!と、アーアー言いながらオンラインに接続をする。私はいつも同じ朝ごはんを食べるのを習慣にしているのに、さすがに食べる時間がなく、空腹のまま3時間乗り越える。
遅い朝食兼昼食を食べながら、「らんまん」を見る。今朝は東京大学の3人組がワチャワチャやっている。「萬さんと会えて良かった」そんな風にストレートに言う姿にモジモジしてしまう。いいなぁ、男たちのこういう友情。
今日はローカル仕事の打ち合わせが多く、心のアンテナを色んな地域にカチカチと切り替えた。オンラインの画面の向こうには、濃い緑と透明な川が美しく伸びていた。日本中には、そこかしこに、移住して地域の中に入っていく人たちが思ったほど多い。移住促進をしている身なので、既に移住している人の話を聞くことは実はあまりないのだが、改めて聞くとなんとも頭が下がる思いがする。外から移住して、地域の中にある課題や問題をどうにかしたいと思って、消えゆく伝統を守ろうとして、奮闘する。けれども、当の住民たちはそんなこと特に思っていなかったり、ポッと出の人が来て何かかき回して行って、もう「課題解決屋」に食い散らかされて疲れている(ポッと出の連続が多いみたい)とか、自分が死んだ後のことは知らん、誰にもこの伝統財産はやらずに墓場まで持っていくとか、そんな年配の方もいる。
人の意思が皮膚の下で脈打っている。消えゆく伝統ならそれが定めという気もする。移住した立場では、ゆくゆくは地域課題を解決するぞと息巻いて懸命に頑張るわけだが、想像以上の地域の繊細さにやられてしまう。納得もするけど、居た堪れない気持ちにもなる。ローカル仕事、飛び込んではみたものの、まだなんも、わかっていない。
その直後から、また今度は急にエンタープライズの仕事に切り替わり、モードを変える。ものごとの詰め具合、勢い、コミットメント、金とリソース。まるで違う世界。名も無きわたしが知っているだけでもこんなに沢山の世界線があり、個別バラバラなレイヤがそれぞれ絡み合うことなく存在しているような気がする。「越境」と人は簡単に言うけれど、個人がやるのは簡単でも、組織そのものが越境することはなかなかない。組織は個人の集合体だからこそ、個人の意識の重なり合い・絡み合いが組織をならしめ、新たな一つの意思を持ち始める生命体のように感じる。
誰かが提唱した論のように、1000年後ぐらいには世界線が収束されていき、決まった結果に行き着く気もしはじめた。なるようにしかならないという諦観に、吸い込まれそうになる。
こうして夜が更けていく。
無限塔は一層暗闇に沈んでいく。
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