#215 人生は一度の瞬きのようにあっという間なのだろう
穢れた自分とともに、生きねば
こんばんは。こんにちは。三連休の初日はいかがお過ごしでしたでしょうか。割と暑さのしのぎやすい一日でしたね…！今日は「君たちはどう生きるか」についての色んな人の解釈を見ていて、またハムハムむしゃむしゃと咀嚼して楽しんでおりました。その結果は、「平日回帰Φ瑠」の火曜にて話そうと思っております。
#多分
他者の言動に怒りを覚えたり苛々したことが程度の差こそあれ誰しもあると思いますが、そういう時は大体自分に問題があります。と言われて、素直に受け取れない人と、いやその通りだよねと納得できる人に二分すると思いますが、私は本当に自分に問題があると思います。願わくば、他者に無用に怒ったりせず、「へぇ」と受け流せればよいなと思います。齢を重ねていくと、気持ちのコントロールもしやすくなると思いますし、「丸くなる」という表現がよく使われるのは、その証でしょう。ただ、年齢だけでは解決できないこともあります。
冒頭の「自分に問題がある」についてですが、原因は色々あるかなと思います。私の場合を例に解析してみます。
まずわかりやすいところでは同族嫌悪。つまり、自分にも往々にして同じところがあるということです。自分の嫌な部分を他者も同じように持っているケースや、それを自分は社会性のもとに、大人になろうとして我慢して出さないように真剣に（笑）努力を重ねていることを他者が無邪気に発散させていたりするケース。自分が一番嫌悪している姿を目の前に見ると、つまり写し鏡になっているわけで、不快な気持ちになります。「我慢して出さない」ことが正しいのか、から疑う必要もありますし、人の目を気にしたり、自分の中の正義感が邪魔をしていることもあるでしょう。苛々するときは大体センサーだと思って、我が身を振り返ると、思い当たることだらけです。
最も厄介なのが、自分の力不足ややるせなさが、他者によって誇張されて自分に跳ね返って見せつけられるケース。これは、自分はやりたくないことでもやって努力をしてきたつもりなのに、そうじゃないルート（センスや人柄や才覚など）で爽やかにぶっ飛ばされるような時です。嫉妬かもしれません。これ、明らかに自分の力不足ですけど、やってもやっても目指す姿に一向にたどり着かないし、そうかと思ったら同じ努力を重ねているとは（自分には）思えない人が、重用されたりする。自分の力不足だと認めてしまえば良いのですが、世の不条理さを受け入れられず、自分ではない誰かに責任転嫁してしまう。そんなことするわけないと思いながら、実は結構してるものです。
世の中は当然フェアじゃないし、縁や運もあるし、生まれの差もあるから、こういうこと至極当たり前ですけど、最後の氷河期世代としての悲哀かもしれません。氷河期世代、とにかく努力根性義理人情、辛いことも我慢我慢我慢、馬鹿力でどうにかしろ、みたいなところがあります。それがほぼ報われなかったことが多いので、なにかに逆恨みしている犯罪者が多いのはよほど鬱屈が溜まっている証拠のような気がします笑。
#笑い事ではない
#最近の若い世代の犯罪者とは明らかに違うと思っている
早々に、世の中そんなもんだよと割り切ってしまえればよかったし、素敵な方々みなさん見えないところで努力した上での結果なはずですが、「普通」に真っ当にレールからはみ出さないように生きてきてしまうと、別ルートの人たちに苛々をつのらせてしまうのですね。恨み節。
弩級凡人が独立したことで、自分の「駒」さ加減に、嫌というほど気づかされます。会社員のときは「肩書」みたいなものがあって、「何者」であるかが保証されているようなものでしたが、あれは全部まやかし・まぼろしだったとわかります。まぁ、会社員の頃からもちろん気づいてはいて、危機感を覚えたり嫌気がさしたから独立したわけですが、そんな人間が独立したところで凡人であることに変わりはありません。世の中にはすごいセンスを持った上で更に努力をして、信じられないことを生み出している人が沢山います。そんな想像を絶するパワーを向ける矛先が見つかっている人はやはりすごい。特別だと思います。世の中、特別な人とそうじゃない人がやっぱりいるよなーと、辛気臭く思うのでした。
置かれた場所、所与の環境や条件で、結局はやっていくしかない。私が目を見張るような素敵な誰かには、なれません。常にいるのは紛れもない情けない自分、40点ぐらい濃度の薄い自分。嫌になります。でも私は安易に自己肯定感を持つのはやはり違うんじゃないかなと思ってもいます。こじらせている人が「今のままでOK」とか思えるように矯正するのは、違うんじゃないかなと思うんですよね。それより、さわやかな諦めがあった方が、余程良い。なれないものにはなれない。または、こじらせのパワーを違う方向に向けるとかも、いいかもしれません。40代にもなると、無理して何者かになろうとして虚勢を張ったり自分でティーアップするより（20代は頑張れ）、「名もなきわたし」の私が、いかに自己性を爆発させられるかということなんだろうなと思います。せめて80点ぐらいに濃くしないと、何かを適当に楽しんでいるだけで、一度の瞬きのようにサラリと終わってしまいそうな気がして、ちょっと怖くなりました。
今日はグチグチと書いてしまいました。お目汚し失礼いたしました。
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