こんばんは。こんにちは。え、6月24日?もう6月が終わりそうじゃないですか。つまり、2023年の半分が…
終わろうとしていますよ。
先日、また「名盤ラジオ」にお邪魔したものが、公開されました◎
#あー、楽しかった
以前、無限塔の秘密Podcastで「人格形成には中二が一番大事論」という話をしたのですが、「その話をしたい!」というリクエストを頂いて、パーソナリティ3人と中二の話をするという、なんとも幸せな回でした。
#Podcastやっててよかった
この人格形成には中二が一番大事論、3人と話を進めていく中で、「実は中2の前の小4に遡るのでは?」という話になり、事態は予期せぬ展開をしていきます。更に、その他のPodcastエピソードなんかもインプットすると、ちょっと面白いことが見えそうだと思ったので、下名のオタク歴史と世界の動きを年表にまとめてみました。
#恒例の誰トク!
#書ききれていないものも多数
以下、年表解析です。
やはり小4(10歳)が覚醒めである。性の芽生えならぬオタクの芽生え。日本独特のあやしきもの・不穏なもの・美しいもの、ファンタジー、カンフー、警察ものなど、脈絡なくミクスチャーされてなだれ込んでくる。
ドイツベルリンの壁崩壊、東西冷戦の終結、からのソ連の崩壊などを受けて、世界地図を見ながら世の諸行無常さに、言いようのない高揚を感じたことを記憶。
湾岸戦争とPKO協力の、日本のはっきりしない態度から、そのまま日米安保の強化に持っていかれるまでの、「日本のあいまいさ」を認知し始める。閉塞感の中の鬱屈ときな臭さが、オタクをオタクたらしめている。
平和な小4以降の青春そのものが、「失われた三十年」とともにある。ちっぽけな自己否定・自我こじらせ・オルタナティブ・反体制意識・アナーキーin Japanここにあり。中2病大爆発。堀りに掘りまくる。掘削機。ここで培った己の特異な審美眼を絶対的なものとする。BUCK-TICKとの衝撃的な出会い。こんなものが存在するのかという驚異。
だいぶこじらせながら、オタク力を育成する10代。
2001年の9.11同時多発テロの年からちょうど社会人へ。ミレニアム以降、社会も現実に目覚めて、世界平和の秩序の崩れをいよいよ脅威に感じ始める。私もなんとなくその影響もあり、社会人として社会にまっとうに適合しようともがいているのでオタク度がかなり低い。
BUCK-TICKとも距離ができてしまう。日本のロックシーン全体がセールス至上主義の極みになりつつある中、LUNA SEAは火花が散りすぎて終幕し、hideは亡くなり、私も社会に出ねばならず、夢を見れなくなっていく。
その結果、2001年〜2011年までは、私にとってのオタクが失われた10年となる。悪即斬(©るろうに剣心)を標語に、24 Twenty-four の世界に浸かりながら、仕事を頑張るただの社畜が、かっこよく仕事をしている姿に擬似させてブラック仕事を乗り切るということを繰り返す。(一人メタバース)
仕事でチャレンジをした結果、己の無力さを思い知り、エリートな先輩が恐ろしくまともに会話も出来なくなるというプチ挫折。出張先の海外で「もう会社辞めたい」と親に泣きながら電話をしたことも。その後、先輩から逃避することで危機を回避。
#限界が来る前に逃げましょう面白い仕事を任せてもらえることになり、しばらく社畜アゲイン。仕事は面白いもののあれやこれやの制約に苛まれ、会社員として枠にはまることを優先しなくてはならない環境にいよいよ違和感を感じ始める。
東日本大震災で、日常生活を支えているものの脆さを実感する。政治は相変わらず本質に手を打てない人たちで埋め尽くされている。自分にできることを黙々とすることを誓うとともに、毎日を大事にしたいと思うようになる。その結果の一つとして、しばらく忘れていたBUCK-TICKの存在をふと思い出す。再びBUCK-TICKにチェックイン完了。
世界は常に激動なのですが、少なからず自分のオタク史は、実質的な余波を受けているな、ということがよくわかりました。そして、表現しきれていませんが、やはりどう振り返っても中2の時の衝撃が自分の人格を作っているなと改めて思います。もう、あそこが全てです、本当に。みなさんの中2はいかがでしょうか?
この年表、BUCK-TICK再チェックインで終えていますが、この後の10年は、年齢も重ねているせいか、ほどよく多種多様なものを柔軟に取り入れ、いい感じのミクスチャーができており、今に至ります。スタンスとして、オタクといってもいわゆる「推し活」をしたいという自覚はないんですよね。アクスタと写真とかとらないし、痛バッグとかも絶対に作らない。とにかく、彼らの表現を味わい尽くしているという感覚です。
こういう感じなので、オタク領域で趣向の合う友達がこれまでおらず笑(特にBUCK-TICKは本当にいない)、一人で静かにニヤニヤ楽しんでいるだけでしたが、ここにきて根幹の話ができる名盤ラジオという安心領域を見つけ、めげずに頑張ってるといいことあるんだなと思っています。
みなさんも、ご自身のオタク史と世界の動きを重ね合わせてみてはいかがでしょうか。意外な気づきとめぐり合わせに、これまでの人生の全てに感謝したくなること必至かと思いますよ。
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