こんばんは。こんにちは。水曜は毎週立て込んでおり、既に朝の記憶がありません。メモしないとどんどん忘れます。ついさっきまで打ち合わせしていて、またゴツめの作業が舞い込んできたというか、自分で提案したというか…。
今日のパツ山パツ太郎のお言葉。
会社をやめる時、好きなことだけをして悠々自適に過ごしたい、遊びまくりたいという野望があったのですが、仕事が舞い込んでくるうちが華ということで、動けるうちは誰かのために貢献しようと思っております。
前職時代の若かりし頃、入社3年目の節目で上司との節目の面談みたいなものがあり、「もっと社会貢献になる仕事をやりたい(=バンキングシステムはもう嫌だ)」と面談シートに書きました。今思うと若気の至りで無礼な内容ですが、上司から「この仕事の一つ一つが社会貢献だよ、もっと想像力を働かせなさい」となだめられたことがあります。うまく煙に巻かれたなと思ったのですが、まぁその通りなんですよね。金融機関も一応誰かの役に立っている(はず)なので、そこが安定して動いているインフラを支えるという意味では、回り回って社会貢献…というエコシステム。職業に貴賎無しと私は思うので、今では納得しています。
#そもそも資本主義が…論は今回は除外
なんだかんだ、この若い頃の、薄暗いマシン室の片隅で、サーバ王国の轟音とともに、コンソールにコマンドを打ったり、何千パターンも環境を切り替えて試験をしたり、障害切り分けをしたり、謎のISDNプロトコルの通信ログを読み解いたり、ダンプを泣きながら読み解いたり、フリーアクセス開けて床下からLANケーブル付け替えたりという、地道な作業の連続で根性がついたのか、もともとそういうタイプなのか、黙々と地味なことを集中してやるのが結構好きです。社会に入る前はもっと華やかな表舞台の仕事に憧れたんだけどなぁ。氷河期だったのでCA募集は凍結していたし笑、完全に社会の黒子一本道でした。このサーバ王国の空調で肌もだいぶ荒れた20代…一番きれいでいたい時期を捧げたわけです。
なお、こういうマシン室での作業における失敗談が、しこたまあります。
買ったばかりのサーバを落下させる(NEC製は壊れなかった)
オンラインサービス中に血迷って電源ボタンを押す(理由がわからない)
ラックの上部のサーバが途中までしか収まらず脚立から降りれない(通りがかった人に助けてもらう)
入社前はまさかこんな仕事をするとは全く思っていなくて(ITってもっとかっこいいと思っていた)、おまけに男女も別け隔てなく力仕事をするとも思っていなくて笑、真夜中まで作業が終わらず徹夜していたりすると、ふと悲しくなるときもありました。でも、ITの裏側の構造を知れたことは豊かだったし貴重だったなと思います。今のお若い方々は、AWSのアプリケーションを触ることはあっても、ハード類を直接いじくる機会は圧倒的に減ってしまったのではないでしょうか。
ソフトからハードまで。良い時間でした。
冒頭に、好きなことだけをして暮らしたいと書きましたが、その野望は大体叶っています。なんだかんだ、会社員時代は楽しかったし、嫌なことはあったけど時を経て全部「学び」に変えることも出来ています。とにかく一番厄介だった、中間管理職時代の【圧倒的無力感】がなくなっただけで、仕事に向かうテンションは今もあの時のまま。仕事は嫌いじゃないし、頭を使うのも、手を動かすのも楽しい。価値観が違う人と方向性を合意できる瞬間も気持ちがいい。提案が通るのも嬉しい。ちょっとした工夫を喜んで貰える。それでいいんだと思います。働くスタイルや内容が変わっても、自分が仕事の何に面白さを感じるかというのは、意外と若い時から変わらないものだなと思いました。
せっかく会社を辞めたのに相変わらず忙しいね、と憐れみの言葉をよくいただくのですが、そういう性分なのです。私は元気でやっています!
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