こんばんは。こんにちは。この週末は雨と曇天続きでしたが、外ではスズメとウグイスが元気に鳴きながら遊んでいました。野鳥は本当に強い。みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は「これできる?」と聞かれると「できません」と言う前に「やります」と言ってしまうタイプです。その時点で出来るかどうかは正確に答えずに、ひとまずやりますと答える無謀さがあります。もちろんジャンル問わずというわけではありません(体力的に絶叫しそうなものは絶対やりません)が、試行錯誤したり学んだり練習をこなせる時間があればできそうだと直感が言っていることや、純粋に好きな領域のものについては、ほぼ迷う余地がありません。直感は結構当たるので、あーちょっと諸々あって無理そうだなと思うことはもちろん断ります。これは無理をしているわけではなく、私の習性です。戦闘民族は死の淵から復活する度に強くなります。
今日はそのためのリサーチとトライアルに力を注ぎました。今回は誰かに「できる?」と聞かれたわけではなく、熟考の末に最善の(もとい苦肉の)策として打ち出した企画案があり、それを誰がやるのかということにおいて、一部を自分でやってみるように仕向けました。何かというと、株式会社こども会議(仮)のプロジェクトでやるショー用の曲をDTMで作ろうと思っております。それも、趣味の一環ではなく、ある程度のひとさまに聞いていただく事案です。なので著作権のある曲を使うことは難しいし、更に言うと一般的な楽器を使わない(ここがこのプロジェクトの肝)ので、プロのピアニストやバイオリニストを連れてきて弾いてもらって終わりというわけにはいかないという事情があります。
ここで、多くの人は無謀だから今すぐやめろとおっしゃるでしょうが、果たしてそうでしょうか。この件について私よりは経験のありそうな関係者に「一緒にやらない?」と誘ってみたのですが、「とてもじゃないけど自信がない」と言われてしまい、そうかこれは無謀なのかなともう一度思うのですが、果たしてそうでしょうか。
#そうだと思うよという声が聞こえる
もちろん曲の品質基準を高く設定すると私でも無謀だと思うのですが、これまでに数カ月間考え続けてきた結果、DTMで作る以外の妙案が出なかったので、高すぎる品質を設定するのではなくとにかく仕上がることが重要だと思っております。プロに適うわけはないしそれが目的でもありません。そして、やはり他に妙案が見当たりません。ならば、もうやるしかないでしょと腹をくくるだけです。予算も少ないので格安で知らない人にココナラとかで作ってもらうバックアッププランも持ちつつですが…。ただ、人に頼むにしても、こちら側がズブの素人だと、頼み方一つとってもうまくできない懸念があるので、今日はまず一通りのリサーチをしたというわけです。
#リスク管理
なんとなくリサーチをして勘所が掴めたら、今度は自分で見様見真似でフリーのソフトをいじってみると、なんとなく原理としくみがわかってきます。最近はYouTubeでDTMメイキングを出している人が多いので、海外のおしゃれなYouTuberとかのを見ているだけで、できそうな気になってきます。DTMは楽器の巧拙が全く関係のない世界です。必要なのはソフトウェアをいかに緻密に使いこなせるかという技能と、おしゃれなコード進行と、「かっこいい」がわかるセンスだと思います。後者については、どのぐらい良質で幅広い音楽を知っているか(聞いてきたか)の蓄積が解き放たれる瞬間だと思うので、やっぱりなんとかなるんじゃないかなと思っています。
問題はいわゆるDAW(Digital Audio Workstation)という、音楽制作ソフトウェアです。どれもこれもクセだらけで、何が今回のプロジェクトに、そして初心者の私に最適なのかを判断して選ぶのに苦慮しますし、選んでも理解習得に予想以上の時間がかかる気がしています。そういうときこそ詳しい人に教えてもらえばいいと思っており、試しにココナラを見たら、「何から始めて何のソフトを選んでどう作り上げるか」や「1日である程度の曲を作り上げよう」まで、色んなコンテンツを教えている人が沢山いました。スキルシェアリングってこういう場面で本当にありがたいですね。音楽を作れる知り合いは割といるので、そういう方に教えてもらうのも良いのですが、教えるスキルは作るスキルとは全くの別物だと思っています。趣味で良いなら知り合いにお願いするところですが、今回ばかりは締切もあるし、教えるプロに教えてもらうのが良さそうです。
ここまで書いて、やはり無謀だと思っているみなさん。私の根性とデジタルツールを舐めたらあかんですよ。なんならAIもそこそこ曲を作ってくれるので、最後はプロの人かAIに頼みますし、そんなことしなくても何かしら作り上げてみせます。
この根拠のない自信と情熱はどこから来ているのかというと、実はインスタレーションをプロデュースするのが前から夢だったんですね。今でもよく夢想しているし諦めたわけではありません。
インスタレーション
据え付け、取付け、設置の意味から転じて、展示空間を含めて作品とみなす手法を指す。 彫刻の延長として捉えられたり、音や光といった物体に依拠しない素材を活かした作品や、観客を内部に取り込むタイプの作品などに適用される。
インスタレーション・アートは従来、もっぱら設置する場所、環境、空間、状況などの特性や関係性を強調する傾向と、選ばれたものや材料にまつわる概念、歴史性、用法などの意味が取り上げる傾向が主要な位置を占めてきた。さらに映像、サウンドなども加わり、時間性や非物質性も付与され、現在では、「映像インスタレーション」「サウンド・インスタレーション」のような映像やサウンドの「装置」がインスタレーションの構成要素ともなり、物体に依拠しない素材を活かした作品や、観客を内部に取り込むタイプの作品などに適用される。建築的な構造を持って屋内外の空間に設置される作品や、コンピュータやセンサーを利用した対話的(インタラクティブ)なもの、さらには人工知能やバイオテクノロジーの利用も含めた「ニューメディア・インスタレーション」が加わるとともに、表現は20世紀的な概念を超えて、ますます多様化、拡大している。
以前に見に行ったライゾマティクスの初個展
#これ、すごすぎたなぁ
これは静止画なのでデジタルアートがどんな感じなのか伝わらないと思いますが、背景に流れている音楽、秀逸ですよね。私はすごいインスタレーションには音がかなり重要だと思っています。「こんな音にして」はなかなか人に伝えづらいなと思うのです。こちらが素人であればあるほど伝えづらい。映像なんかは色んな手段でイメージを伝えることができますが、音は鼻歌を歌って伝わるわけもないし、色々多重録音をする中で見つかることもあったりしそうですし…。というわけで、インスタレーションに一番難しそうな音には自分で手を出すことにしました。
ライゾマティクスを目標にするなと言われそうですが、夢を見るのに誰に迷惑を掛けることがありましょうか。完全に自由意思の世界です。
そんなわけで、本事案である株式会社こども会議(仮)の音楽ショーは、予定調和なものではなく、ぶっとんだ「フェス」になる予定です。こどもたちが出してくれたアイデアが全て活かされる道になるように、頑張ります!もしくは、「面白そうだから一緒にやりたい!」という方がいらしたら、ご連絡をお願いいたします。
※注:ダメだったら大枚はたいてプロにお願いしますw
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