こんばんは。今週も順調にパツ山パツ子なのですが、凝りもせず遊んでおりました。
現在、ルーブルが六本木に来ており、コレクションの中から「愛」をテーマにした作品が厳選された企画展をやっています。今日はこれを見に行くことにしており、上京途上で何気なくTwitterを眺めていたら、フリーランス仲間のくろこちゃん(一時帰国中)がなんと同じ企画展にこれから行くというではないか…!!
こんなシンクロあるかね!!
そしてうまく導線が掛け合わさり、くろこちゃんの「出」と私の「入」が交わったのでしたヽ(`▽´)/ なんという邂逅。
時間はまたたく間に過ぎていきます。この終わりのある人生の中で、それぞれの”瞬間”が、進む道を決めています。私たちは、進んできた道を振り返り、立ち止まって、今までの出来事が起こった理由を考えることはほぼありません。果たして自ら選んだ道なのか、それともただなんとなく流されてきた結果なのか。
しかし、私たちが過去に再び戻って立ち止まることができたら? その瞬間のひとつひとつが過ぎ去る前に、貴重な一瞬を見極めるために、再び立ち止まることができたら?これまでの人生を形作ってきた、無数に存在したはずの分かれ道が見えてきたら?そして、その分岐点を見て、考え直す時間を与えられたら、私たちは別の道を選べるでしょうか?
私は昔から「Everything happens for a reason」という言葉が好きでした。何かが起こるには必ず理由があるという意味です。この考え方には賛否あると思います。出来事に意味なんてないし、勝手に人間が意味づけているだけだ、という人もいます。そうじゃないと辛い人生を送っている人があまりにも救われない、と。それもよくわかります。ただここで言っている「理由」という言葉は、特定の人を不幸にさせたりすることに合理的な理由や運命がある、世の中は不公平なものだという選民思想的な方向性として持ち出したいわけではありません。「理由」という部分を、「きっかけ」とか「出会い」という意味に肉付けすると、「何かが起こるのは、何かのきっかけが作り上げている」ということにもなります。そのきっかけをキャッチして、意識的・無意識的に関わらず、何かが起きる・何かを起こす。その小さな連なりと連鎖が、世の中と宇宙を回しているのではないか、、と思いを馳せることができます。
#つまりバタフライエフェクト
更に突き抜けていくと、「色即是空 空即是色」という般若心経の言葉もつなげたくなります。わかりやすく英語にすると、Everything is Nothing, Nothing is Everything. ですがこの後半を、Nothing is SOMETHING という言葉に変えたらわかりやすくなりませんか? なにもないから何かが生まれる。
そうなると次にインスパイアされていくのが「無一物中無尽蔵」という言葉です。すべての事物は本来は「空」であり、固定化・実体化したものは何ひとつなく、一瞬一瞬に移ろっていくとすれば執着すべきものは何もない、むしろ何かを生み出せるという自在な創造性と可能性しかない、ということを意味しないでしょうか。
“その瞬間”。”その刹那”。”そのゆらぎ”。”その感覚”。自分の心のうちに”何か”が生じる刹那こそ、最も大事な瞬間なのではないかと思います。そこにはもはや、「理由」なんてないのかもしれません。宇宙の成り立ちはわかりませんが、おそらく何もない「無」から、ただ「何か」が生じたということ。本来は何もないのが当たり前で、失うとか失敗とかの概念もない。だからこそ、いつでも何かを始めることができる。立ち上げることができる。作ることが出来る。この宇宙はその無尽蔵のエネルギーに満ち充ちている。
チェコの野球チームの監督は「Win or Lose」ではなく「Win or Learn」と言っていました。失うものは何もないという感覚を当たり前に持っていることが素晴らしい。日本にはあまりないですね。プロチームではないチェコだから(弱小だから)そう思えるんだ、という認識で済ませてはもったいない、と強く思います。
私たちが発する一つ一つの言葉に、その刹那がエネルギーになる。
宇宙を流れる ”SOMETHING” ができていく。
そして、
“何か”が、混沌と星雲の彼方からやってくる。
つまり今日は、くろこちゃんの「入」と私の「出」が邂逅したので、これを書こうと思ったのでした。
#中二病ってすごいでしょ。
最初の問いかけに自分で応えてみると、私は仮に過去に戻れても別の道を選ぶことはしないと思います!
つまり、Everything, Everywhere, All at once. なので。
(これもスタイリストから昨日オススメされたばかり。今日のアカデミー賞で沢山の賞をとりましたねー!ちなみに、ダニエル・ラドクリフ君を大いに無駄遣いしたと名高い「スイスアーミー・マン」と同じ監督…。期待できます!!!)
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