こんばんは!うっかりしていたのですが、昨日のPostで30日毎日配信を達成していたことに気づきました。何か新しいチャレンジを毎日欠かさず続けられたのは、大学受験が架橋になったあたりの数ヶ月の受験勉強期間以来、マジでないんじゃないかと思います。それほど、継続が苦手な私が、よくぞここまでやり遂げたものです。(ちなみに、書き溜めなどもしておりません。)一番長くて2週間の筋トレチャレンジが最後かな…。
自画自賛したいわけではなく、自分への思い込みとかレッテルって、呪いになるということがわかりました。継続が苦手、文章は書けない、などなど、色んな思い込みがあってやらない理由を作ってきましたが、毎日投稿を続けている方に継続の秘訣を聞いたときに言われた「やるかやらないかという無用な迷いを差し挟む必要性のないようなことにまで迷うという行為を自らしているから新しいことが始められない」という言葉の通りでした。
人間は常に様々な判断をしながら生きています。気づかないうちに大小さまざまな判断を大量に積み重ねていますね。晩ごはんは何を食べるか、眠いけど昼寝をするか、あの人にメッセージをするか、どっちの仕事を先に取り掛かるか、会社を辞めるかどうか。
こういう大小さまざまなものが、毎日頭の中を行き来している人は多いのではないかなと思います。
そして選択した結果、機会費用が増えれば増えるほど、不満を感じる生き物だとも思うのです。
機会費用(Opportunity Cost);
人間の選択行動において、ある選択を行うことで失った(選択しなかった)ものの価値。
私たちは、望むものすべてを手に入れることはできない。ある選択的決定をする場合、選ばれなかった選択肢は犠牲となる。同時に全ての選択を行うことは困難であり、商品であれば、価格や性能など自分の基準で判断し選択する。
選ばれなかった他の選択肢を選んだときに得たであろう価値は犠牲(損)になっており、これが機会費用となる。
会社員時代の仕事では、事業上で何かを選択(意思決定)する前に、機会費用を見積もることがよくありました。選択肢それぞれに対し、どれほどのリターンがあるのか、あらゆる検討軸を洗い出して壮大な比較表を作ったりします。やる場合・やらない場合でそれぞれメリデメはもちろん、機会費用まで算出して整理してから決断したりしてきました。
#比較表だけで何十時間もレビューする
#なんだったんだろう
担当者の思いだけで事業を進められるならいいのですが、巨大な組織はそうはいきません。とにかく関係する人が多すぎて、しまいには事業になんの興味も思いもないおじさん達にもご意見を伺わないといけません。
#とはいえ、スタンプラリーを経て最後のラスボスまで持っていくと、直感で決められたりする不思議
#最初から直感で決めてくれていいのだが
しかし、これをし続けてきたからなのか、皮肉なことに、人間が本来持っていた直感で選択する力が、私自身、弱くなってしまったのだと思います。頭と合理性だけで考える選択脳になってしまっている気がします。心では明らかにこっちだと言っているのに、比較表ではあっちだと出ている、という時に、苦しみながらあっちを選択してしまうということなんて、しょっちゅうです。
#あっち
#どっち
こういう慣習を続けていると、やるかやらないかの判断にものすごい時間がかかるようになってしまいます。
そこで、冒頭の勅(みことのり)が活きてくるわけです。
やるかやらないかという無用な迷いを差し挟む必要性のないようなことにまで迷うという行為を自らしているから新しいことが始められない
そう、30日間毎日配信を決断するときの私は、迷う必要のないことまで無為に悩んでいたんですね。そもそも何に迷っていたのかというと、
「やってみたら想像よりも難しく、すぐに理想の状態になれないのが癪に触るから、やらないほうが幸せなんじゃないか」
と、ちょっと、いやかなりめんどくさいことを本気で考えて迷っていました。
最近、とある団体の代表の方と話していたときに、前後の文脈は省略させていただきますが、「概念論をこねくり回しすぎている」という趣旨のご指摘を頂きました。それのどこが悪いんじゃと反発しそうになりましたが、ご指摘の言葉だけをとらまえると、良い示唆となる言葉だな、とは思いました。
そういえば、昔、よくあたる手相占い師の方に観て頂いた時、「想念が渦巻いている」とも言われたこともあります。
#おどろおどろしい
ただ、会社員時代のとある上司からは、「思考が浅すぎてお話にならない」と、全く反対の指摘をされて何度も何度も怒られたりしていました。本当に浅かったんですよね。システム開発事業というのは目に見えていない & 今後も中身が見えないものをお客様に売るので、とにかく何重にもレイヤを設定し、概念の構築、合理的で本質的な課題整理、具体策への落とし込み、という抽象と具体の往復が非常に大事なんですね…。その後はじめて実装(ものづくり)ができるのですが、概念構築フェーズの営みには感謝されずに、最終的なアプリの使い勝手の良し悪しだけでメタクソに言われて、PJ全体を評価されなかったりして、徒労感いっぱいになる時がありましたけど。
#まぁ気持ちわかるけども
そんなこんなで、選択肢を並べられると、迷うのが人間のSAGAなので、自分の目の前にそもそも選択肢を用意せず、直感と脊髄反射ですぐに行動に移すべきものを見極めることが、とても大事なのだと思いました。
みなさま、私のつたない文章に毎日お付き合い頂きまして、本当にありがとうございます!あまり読者数は気にしないタイプなのですが、それでも読んでくださる方・反応してくださる方が少しずつ増えていくのは、純粋に嬉しいです。励みになりました。
ちなみに、これからもココロ全裸で毎日配信を続けます。また30日後には継続できたことを祝いたいと思っていますので、今後とも一つご贔屓にお願いいたします。
それでは、みなさまにとって豊かな週末になりますように!
達成おめでとうございます!
文脈に日々酔いしれておりました
お疲れ様でした。いえ、お楽しみ様でした。
概念もまた魅力の一つ
これからも楽しみにしてます