こんばんは。みなさま一週間お疲れさまでしたー。どんな毎日を過ごしましたか?私は仕事のアクセルを踏み始め、ニュースレターで寝不足になるという毎日を過ごしました。
今日は建築関連業界の超基本的な業界構造について教えてもらう機会がありました。これまでのお仕事ではご縁ゼロの業界なので、本当に無知もいいところ。目的がないと基本的なことを何も知らないって、だいぶかっこ悪いですよね。でもこの歳になって初めて知るのに恥ずかしいという気持ちはあまりなく、とてもワクワクしながら根掘り葉掘り聞きました。
#世界って広いんだなー!って悟空が言ってる感じ
#こういうのを厚顔無恥と云う
で、知らないことを色々聞いて、興奮してしまったので、勢いでこのニュースレターに書きそうになるところでしたが、冷静に考えると書けないダークなことばかりでしたので、それは自主規制いたします。
私のような素人が、「業界構造」とかそれに基づく「商流構造」のベン図だけを見ると、なんでこんな入り組んだ構造になっているの?この人達いる?みたいな疑問が次々と湧きます。複雑に入り組んじゃってる理由がよくわからないし、無駄にしか思えないんですよね。
しかしそれを小学生みたいに「なんで?」って繰り返し聞いていくと(迷惑な話だ)、広義の意味での「システムを作る(※ITに限らない)」ためには、こうなって然るべき脈々とした歴史としがらみ(と成り行き)があるんだな…というのがよくわかります。
#人間のサガもわかる
#SAGAサガ
#ロマンシング・サガ
やばいw
なんだか平和なエコシステムに見えなくもないですが、ヒエラルキー構造がもちろんあります。また、上記には出てこないですが、ITで言うUIデザインをする会社(設計事務所)なんかも出てきたり、あとは「代理店」もチェーンになっていたり(その理由もあったり)、「施工業者」「工事店」なんかも多重請負構造になっていたり、あとは平文では書けない登場人物がいたりなど、あらゆる種類の意思決定が相互に入り乱れながら建物がちゃんと建つ、ということになるので、そういう意味では全体統括するデベロッパーや建設を統括するゼネコンって、並大抵の精神ではやりきれんだろうな、と思いました。
#タワーとか超大変らしい
#ありがとうございます
ちなみに、私が携わっていた貿易業界も、関係者が入り組んでいるという意味では、マンモス級にやばいです。
この図にも、出てきていない会社がまだまだ沢山あります。貿易の場合は、売買のやり取り(金流)、荷物の受け渡し(物流)と、そのための書類の手続き(情報流)が複雑に入り組んで、かつ相手方と距離があるので時間差が発生します。その代金回収リスクと荷物を引取損なうリスクを双方で回避するために、過去の大発明「信用状」と「船荷証券」というしくみもあります。この形態は貿易が始まってからほぼ変わっていないはずです。
この分野でも、専門業者が間に入って代行する代行業なんかも沢山ありますが、こういうのを第三者が見ると、ITシステムで全部プラットフォームにしちゃえば簡単じゃないの、となるんですよね。ええ、大事な視点ですよ。ただ、それに取り組もうとして、「なんでこうなってるのか」「無くしてもいいのでは」などを深く調査していくと、自ずと歴史や内情や制約を知ることになり、「やっぱ無理だね」となり、個別最適で色々改善していく方向になるのが常でした。
ここまで人類の社会が経済発展しているということは、広義の意味でのさまざまなシステム(いや”エコシステム”と言ってもいいと思う)が成立しきって、バランスの取れた状態になっているようにも感じます。
ただ、もちろん問題がないわけではありません。その解決のために複雑な構造を敢えて破壊して、デジタル技術を駆使して新しいビジネスを立ち上げるというのも、確かに大いなるビジネスチャンスではあるし、燃えポイントでもあるのですが、ちょっとアプローチを変えた方がいいんじゃないかな、とも思うのです。
資本主義の社会に対する疑念が出てくる昨今です。今、取り沙汰されている社会問題は、大体が行き過ぎた資本主義が原因の、社会システムからのしっぺ返しにも見えます。
だからこそ、スクラップ&ビルドして、本当の三方良しを目指す、というのは方向性として一手段なのですが、果たしてそれでみんなが幸せになれるのか?というと、近視眼的にはそうではないと思います。新しいシステムは既存の問題を解決するかもしれませんが、また未知の新しい問題を生み出すからです。”システム”というものを作り上げて、そこに人が組み込まれる以上、そうなります。最近良くニュースで言われているように、AIなどのIT技術やプラットフォームの発展で、雇用を失われる人もいるでしょうし、築き上げた専門性が無価値になるということも当然あります。この変化に気づいて準備ができる人と、環境的に気づけない人との間で、また格差が大きくなる気もします。
ただ、格差なんて望んでいなくても、流れは不可逆、とも感じます。
#SAGAというか業というか
そんな意味で、やはりこれから社会のリーダーを目指す人達には、社会全体を見て課題を提起して問題を解決していくという社会科学の観点が必須なんじゃないかなーと、思うわけです。
今日は実は社会科学の必要性についてのお話でした!
#まったく論旨がまとまらないので一番最後に社会科学にこじつけました
#でも本音です
みなさん、良い週末をお過ごしください。(週末もニュースレター送ります!)