毎日発信の期限ギリギリの駆け込み投稿です。やばいやばい。。
2022年12月27日(火)に、静岡大学の地域創造教育センターが開催している「地域課題解決支援プロジェクト」公開シンポジウム2022に一パネリストとして参加させてもらいました。
私の担当は「報告5」の、株式会社こども会議(仮)についての報告でした。このシンポジウムは昨年度に引き続き、2回目の参加となります。サブタイトルにもある通り、「〜継続と展開に注目して〜」ということで、前回報告した同じ5つのプロジェクトが集まり、それまでの活動とその後1年間どうだったのかというところの変化点に着目をしていたところがとてもよかったなと思います。
毎回新しいプロジェクトが登壇するような継続的なイベントも面白くて良いですが、このように毎回同じプロジェクトが進捗・成果・変化を報告することで、そのプロセスから大きな気付きがもたらされます。他のプロジェクトが進んでいるのを聞くと、純粋に自分も嬉しいし、新しい観点が自分にインプットされるのがとても心地よいし、パネルで自分がプロジェクトで躓いている悩みを他の登壇者の方に公開質問することで(私物化w)、プロジェクトに厚みが出てくるのがわかって、感動して泣きそうになりました。
この「地域課題解決」というテーマの中で、パネルの中で気づいたり考えたりしたことを列挙しておきます。
若者にとってのまちづくりは、大人文脈の地域活性化とかが動機ではない。普段できない大きなことをしてみたい、想像だけじゃなくて行動を移せる場だからやってみたい、町のあの人の思いに答えたい、というのが動機という高校生の意見があった。
では、「まちづくり」とは何か?
まちづくりとは、地域で、人と人がつながった豊かさが生まれること。それが本来のまちづくりではないか。
そして、若者支援は、大人があれやこれや口を出すんじゃなく、若者が実現する潜在能力を信頼して見守ること。この信頼が何より大事。
あとは、とやかく言わずにお金を出すこと。
だから、「地域課題」を目的語として若者を巻き込むこと自体が大人のエゴかもしれない。若者に聞くと、興味があるところがたまたま地域だった、応援してくれる人がたまたま地域にいた、助けたい人が地域にいた、ここが好きだった、それぞれの帰結としての地域というコンテキストが自然である。
地域の人口減・人口流出が課題といわれているけど、そもそもなぜか?を改めて問うてみたい。大人が過去に作った枠組みである自治体の存続が困難になるのはわかる。暮らしが不便になるのもわかる。ただ防止策としての合併をしても他の問題がまた生まれて予算を使うだけ。
と考えると、まちづくりや地域創生の目的そのものを、主人公の住民が話し合う仕掛けづくりが大事。もちろん、こども・若者も入れて。
その場づくりに、私はどんどん関わっていきたい。
次回もお楽しみに!