今日の夜の寒さは堪えます。。いわんや豪雪地方をや。本当にご自愛くださいね。
さて、界隈でザワザワしているOpenAI社のChatGPTを弄ってみたお話です。
一応、システム屋の 端くれ of 端くれ を自負しているので(といってもエンジニアではなくコンサルタント兼企画営業しかできません)、AIのなんたるかを知っているつもりではありますが、自分で触ったのもかれこれ4年程前なので、ここまで実装されているとは…!と、進化のスピードをしみじみ感じます。

まず、最近の軽い悩み事を聞いてみました。
「文章を書くのが下手なのですが」
最初からこんな曖昧な問いかけをしてみました。いかにも私がしそうな問いかけ方ですね。(質問なのか独り言なのか?とよく怒られます)
いよいよ会社を辞めて独立したし、2023年からはアウトプットを強化しよう!と決めたのですが、書いた文章の読みにくさに劣等感を持っているため、なかなか筆が進まないというジレンマに陥っております。ガタガタ言う前に手を動かせ。とにかく質より量だろ。とわかってるんですけどね。
ChatGPTの答えはこうでした。
そうですか。書くことが苦手だと感じるのは、多くの人が経験することです。しかし、文章を書くスキルは、練習すれば上達するものです。まずは、やりたいことをよく考えてから、自分でもわかりやすいように構成を考えましょう。また、文章を書く際には、文章の構造を意識することも重要です。例えば、文章を構成する三つの部分である、イントロダクション、本論、およびコンクルジョンを意識することで、よりわかりやすい文章を書くことができます。また、文章を書く際には、文章のグラマーやスペルも気を付けることが大切です。これらを意識することで、文章を書くスキルを磨いていくことができます。
「そうですか」とまず一呼吸置いてくれているところに唸ります。明確な質問系ではなかったので、聞かれているわけではないのかも?という仮定の元で、この出だしから入ってくれたのではないかと思います。
「継続するコツは?」
これも私が一番苦手とすることです。飽き性なので、すぐ他のことに目が行ってしまう。しかし、アウトプットだけは継続してこそ意味のあるもの。2023年こそ本気で継続したい!
そんな私の心中を察してか、OpenGPT先輩の回答はこうでした。
継続するためのコツとして、以下のようなことがあります。
やりたいことを明確にする: 書くことが苦手だと感じるのは、やりたいことが明確でない場合があります。やりたいことを明確にして、そのために文章を書くことを意識すると、モチベーションが上がるかもしれません。
目標を設定する: 目標を設定することで、文章を書くことがより具体的になります。例えば、1日に1ページの文章を書くことを目標にするなど、達成できるような目標を設定すると良いでしょう。
テンポを意識する: 文章を書くのが長期的に続かない場合は、テンポを意識することが大切です。少しずつでも、毎日少しずつ文章を書いていくことで、継続することができるかもしれません。
支える人を見つける: 文章を書くことが苦手だと感じる場合は、支える人を見つけることも大切です。例えば、同じ趣味を持つ友人や、文章を書くことに詳しい人と一緒に文章を書くことで、モチベーションを上げることができます。
自己評価をする: 文章を書いた後は、自己評価をすることで、自分の文章をよりよくすることができます。自分が書いた文章を読んで、どのような点を改善する必要があるかを考えることで、文章を書くスキルを磨いていけるかもしれません。
どこかのビジネス書にでも載っていそうなアドバイスですが、「継続するコツは?」という、私の目的語のない日本語を読み取ってくれたことに驚きます。会話の流れで、何の話題なのかをロジックに組み込んでいるという証拠です。(どうやってんだろ・・・)
また、違う言葉で同じ趣旨の質問をすると、「満足できなかったのではないか」と判断するのか(?)別の内容で回答をしてくれます。おそらく、教師データの強化をしているのでしょうね。その過程のユーザインタフェースも非常に自然で、ユーザ側に「評価作業をさせている感」を一切感じさせない作りが秀逸です。
しかし、このビジネス書ライクなアドバイスですが、よくよく読むと非常に端的かつ実用的。そして機械感がゼロ。まず第一番目に掲げられている、「やりたいことを明確にして、そのために書くことを意識する」って、一番重要かもしれません。
「私はなんのためにアウトプットしたいんだろう?」
これを、改めて言語化する重要性を感じました。ちなみに目的ですが、アウトプットをすることで、私は何かが起こると思っています(なんて曖昧な!!笑)。
OpenAIのChatGPTは、ここからどなたでもすぐに使えます。
最初にアイパス登録はありますが、他に面倒な設定はなかったと記憶しています。現時点では、寂しいときにアレクサやSiriに話しかけるよりは、心理面に及ぼすポジティブ効果は高いと思います。なにより、こういうのは大体英語のみ対応しているものですが、日本語でこんなに自然な表現を具現化できているとは、本当にすごい、の一言に尽きます。
そして、安心安全な回答をすることを目指しているようで、危険そうな質問にはなかなか答えてくれません。例えば、「文鳥がよく噛んできて困るのですが、なぜ噛むのかわからない」という深刻な悩みを相談した際には、「噛む」が暴力ワードに認定されているようで、伝え方を変えないと回答をしてくれませんでした。過剰な心配性すぎるところも、好感が持てます。
さて、このOpenGPT。ユースケースは色々考えられますが、誰しも思いつくのはチャットサービス。Eコマース等のWebサイトを閲覧しているときに、チャットウィンドウが立ち上がることがポピュラーになりましたね。現状のチャット機能は、日本の場合、Bot型かオペレータ型、またはいくつかの質問をした後にオペレータに接続するというハイブリッド型の三種類が主流です。中でもBot型はかなりお粗末というか子供だましというか、Webサイトのコンテンツを整理してその通りにページへ誘導するというものが多いので、ITリテラシーの高い人にとっては大体肩透かしを喰らいます。
しかし、このChatGPTはそんな幼稚なレベルを確実に凌駕しています。早く適用すればするほど、教師データの蓄積量は多くなりますので、「機能がもっと成熟してから・・」と言わず、とっとと実装してしまうことをオススメします!
今日はすごいAIのお話でした。次回もお楽しみに!